とまあ、これだけのことを手を変え品を変え一時間、ぶっ通しで喋りました。ただ、ほんとに、私のミッションは終了しています。こうしたことはすべて、現場でAi実施のため七転八倒している、誠実な有志たちへの援護射撃なのです。
こうした九州シリーズ講演の合間に行った周防正行監督の「終の信託」のトークショーではAiについては封印しました。講演を終え、周防監督が、「Aiについても触れればよかったですね」とおっしゃってくださったのですが、Aiのことしか喋れないAiバカと思われても困るので、まあよかったかな、と思います。
その講演の様子は10月21日付けの朝日新聞に掲載されたそうです。ウエブでも見ることができるようですので、どうぞ。
この映画は司法と医療の衝突を描いた問題作です。ツークッションくらいありますが、私の主張と重なり合う部分がある。決してわくわくどきどきする映画ではありませんが、たまにはこういう問題と真摯に向き合う映画と語り合うのも、人生を豊かにしてくれるのではないかと思います。
この映画を見て思った、もうひとつのこと。それは「原作に忠実な映像化は可能なんだ」という衝撃の真実でした。私にとって目からうろこの体験でしたが、時既に遅しというところでしょう。
最近、講演を終えるとかなり疲弊し、翌朝はチェックアウトぎりぎりまでホテルでごろごろしています。講演会一本で短編一作分くらいのエネルギーを消費するようです。これからはもっと執筆に時間をシフトさせなくては、と思い始めている昨今です。