海堂尊 - 第四回『このミステリーがすごい!』大賞(『このミス』大賞)大賞受賞作『チーム・バチスタの栄光』の著者

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2012.12.21 2012:12:21:14:20:37

自民党の躍進、民主党の大敗、そして病理の教授依頼とか。

 第46回衆議院選挙が終わりました。民主党は三分の一の56議席、そして自民党は倍以上の292議席を獲得しました。第三極の代表と目される維新の会も52議席の躍進です。

 以前も申し上げましたが、民主党の惨敗は、約束を守らなかったからです。それだけではなく、正反対のことをやって、ぬけぬけとしていた。

 政治家の生命線は言葉のはずです。公約を破るということは、ウソをつくに等しく、それは結局、自分の力を減じてしまうことになります。

 自民党は大勝しましたが、何人かの議員が口にしていた通り、これは自民党が信任されたというわけではなく、消去法での選択の結果だと思います。

 辛酸をなめ、解党的出直しを計った自民党ですから、以前の民主党のように、増長することがないようにと祈ります。


 前回、民主党が大勝利したのは、官僚制度改革を旗に上げていたからです。しかし、総理大臣が三人入れ替わるうちに、その旗はいつの間にか降ろされ、正反対に官僚の言いなり政府になってしまいました。それが大敗した最大の理由です。メディアではあまり言われていないようですが、市民の肌感覚からすれば、まず間違いないでしょう。

 自民党の方々は、そこを見誤ると、とんでもないことになります。

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