第46回衆議院選挙が終わりました。民主党は三分の一の56議席、そして自民党は倍以上の292議席を獲得しました。第三極の代表と目される維新の会も52議席の躍進です。
以前も申し上げましたが、民主党の惨敗は、約束を守らなかったからです。それだけではなく、正反対のことをやって、ぬけぬけとしていた。
政治家の生命線は言葉のはずです。公約を破るということは、ウソをつくに等しく、それは結局、自分の力を減じてしまうことになります。
自民党は大勝しましたが、何人かの議員が口にしていた通り、これは自民党が信任されたというわけではなく、消去法での選択の結果だと思います。
辛酸をなめ、解党的出直しを計った自民党ですから、以前の民主党のように、増長することがないようにと祈ります。
前回、民主党が大勝利したのは、官僚制度改革を旗に上げていたからです。しかし、総理大臣が三人入れ替わるうちに、その旗はいつの間にか降ろされ、正反対に官僚の言いなり政府になってしまいました。それが大敗した最大の理由です。メディアではあまり言われていないようですが、市民の肌感覚からすれば、まず間違いないでしょう。
自民党の方々は、そこを見誤ると、とんでもないことになります。