海堂尊 - 第四回『このミステリーがすごい!』大賞(『このミス』大賞)大賞受賞作『チーム・バチスタの栄光』の著者

『海堂ニュース』最新ネタ満載!

2011.02.03 2011:02:03:10:58:05

映画「ジーン・ワルツ」公開、そしてついに厚生労働省がAi に予算をつけた

近況です。

 

 1)『モルフェウスの領域』、おかげさまで好評重版を重ねています。現在、続編を構想中。近日中に公表できるかと(それにしても、「こうそうちゅう」と打ったら、いきなり「抗争中」と変換される私のパソコンって......)。

 

 2)『マドンナ・ヴェルデ』一年近く経ったつい先日、重版しました。パチパチ。ひそかに気になっていたので、肩の荷がおりました。NHKの「マドンナ・ヴェルデ」、ドラマ撮影中です。近日中に見学に行く予定です。たのしみ。

 

 3)週刊朝日でついに連載開始。『極北クレイマー』続編、「極北ラプソディ」。久しぶりに深津千鶴さんのイラストを見て、ああ、帰ってきたなと感慨しきり。

 

 4)2月の海堂ラボ(CS朝日ニュースター・木曜午後10時、隔週)は『ジーン・ワルツ』の原型ともいえる、今も代理母問題などで産婦人科医療の最前線で闘っていらっしゃる諏訪マタニティクリニックの根津八尋先生、そしてブログでも議論を堂々と受けて立ってくれた慶應大学法医学の藤田眞幸教授。いやあ、議論を重ねてもやっぱり法医学の原則は曲がらない。法医学の枠組みでは、死因情報の原則公開は実現できないようです。でも、舞台に出てきて議論をする度胸と自信がある先生が増えることは喜ばしい。見習おうよ、病理学会上層部の先生たち。

 

 5)Aiに関しては、日本放射線学会専門医会での専門的な研修会、ならびにAi学会と日本医師会の共催で実施される一般的な研修会の双方ともたちまち定員に達し満員御礼。やはり現場での必要性は、医療従事者はよくわかっていらっしゃる。学会上層部と厚生労働省担当部署は、そうした現場の現状と熱気をしっかりと把握すべきだと思います。


2011.02.01. 海堂尊

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