海堂尊 - 第四回『このミステリーがすごい!』大賞(『このミス』大賞)大賞受賞作『チーム・バチスタの栄光』の著者

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2011.02.03 2011:02:03:10:58:05

映画「ジーン・ワルツ」公開、そしてついに厚生労働省がAi に予算をつけた

映画「ジーン・ワルツ」の公開試写会が開かれました。会場はなんと帝国ホテル。主演の菅野美穂さんを始め、白石美帆さん、桐谷美玲さん、片瀬那奈さん、南果歩さんという美女五人と一緒に、ステージに立ちました。大谷監督のお子さんも応援の声を上げる中、和気藹々と会見は進み、やがて、En女医の会という、女医さんたちの応援団が白衣姿で登壇され、華やかな舞台がいっそう華やかになりました。

 

いやあ、美女もここまでの数になると、一種の暴力ですね。テレビだの講演会だの、たいがいの経験はして、すっかり上がらない体質になったと自信を持っていたのですが、まだまだでした、自分。


ちなみにこの日は「ジーン・ワルツ」公開を記念して、「女医の日」と認定されたのだとか。全国の女医さん、おめでとうございます。実は私は、看護師さんだけじゃなくて、女医さんにも頭が上がらないぐうたら医師でしたので、ただただ、言祝ぐだけで精一杯。

 

主題歌を書き下ろしてくださった小田和正さんのビデオメッセージもいただきました。そういえば、私は執筆時にジャパンポップスをエンドレスで掛けるというクセがあるんですが、『ジーン・ワルツ』の時の主題歌がまさに、オフコースの「秋の気配」だったのは奇遇としかいいようがありません。その方に主題歌を書き下ろしてもらうなど、原作者としてはもう、これ以上のことはないだろうと思うような、夢のようなひとときでした。

 

映画「ジーン・ワルツ」は、原作とまた違った味わいのある、こころ温まる作品になっています。涙をこらえる場面が少なくとも五カ所はあるので、人前で泣くのがかっこわるいと思っている方はご注意を。

 

見終わったあとは、温かい気持になれる作品です。2月5日全国公開。

 

たぶん公開初日の舞台あいさつのすみっこにいます。映画は、監督と役者のみなさんのものなので、呼んでいただけて光栄だし、うれしいですね。

 

映画公開に伴い、日本テレビ報道番組「NEWS ZERO」で、ZEROメーンキャスター村尾信尚さんのインタビューを受けました。一時間、スリリングな会話を楽しませていただきましたが、最後に私のことを、「医療界全体を市民社会にインフォームドコンセントしている作品群」と称していただきました。これからは、歩くインフォームドコンセント© 村尾さん、とでも名乗ろうかと(笑)。

 

とんでもないニュースがない限り、2月第1週に放映予定らしいです。

 

さて、年末の厚生労働省のAi検討会での答申案を決定する最終検討会は、延びに延びて、結局3月14日となりました。

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