以下、厚生労働省のHPより。
=========================================厚生労働省発表 平成22年6月9日
第1回 死因究明に資する死亡時画像診断の活用に関する検討会の開催について
1.趣旨 異状死や診療行為に関連した死亡の死因究明のため、死亡時画像診断(Ai:autopsy imaging)を活用する方法等について、幅広く検討を行う。
2.会議の内容 これまでの死亡時画像診断に関する現状・科学的知見の整理や死亡時画像診断に関する今後の取組方策などについて検討を行う。
3.開催日時及び場所 日時 平成22年6月15日(火) 10:00~12:00
場所 厚生労働省 省議室(中央合同庁舎第5号館9階)
一般傍聴につきましては、定員に達しましたので締め切らせていただきます。
=========================================
公開後、1日で一般傍聴が定員に達するという関心の高さ。素晴らしいです。
で、メンバーはと言うと、
===========================================
死因究明に資する死亡時画像診断の活用に関する検討会メンバー 五十音順
1 相田 典子 神奈川県立こども医療センター 放射線部長
2 池田 典昭 九州大学大学院医学研究院法医学分野教授
3 今井 裕 東海大学医学部基礎診療学系画像診断学教授
4 今村 聡 日本医師会常任理事
5 北村 善明 日本放射線技師会理事
6 木ノ元直樹 弁護士
7 隈本 邦彦 江戸川大学メディアコミュニケーション学部教授
8 塩谷 清司 筑波メディカルセンター病院放射線科科長
9 菅野健太郎 自治医科大学消化器内科教授
10 長谷川 匡 札幌医科大学教授
11 宮﨑 耕治 佐賀大学医学部附属病院長
12 門田 守人 日本医学会副会長
13 山本 正二 Ai学会理事長
14 和田 仁孝 早稲田大学法務研究科教授
=============================================
錚々たるメンバーです。このうち、2、4、5、8、11、13の方々はAiに関する造詣の深い方たちです。そして1、3、5、8、13は放射線科関連です。しかも、14名中7名の方とは直接面識があります。
Aiは画像診断ですから、当然その検討会は放射線科医が中心になるべきなのですが、死因究明制度問題になると、これまでは解剖関連の方たち中心のメンバーになっていました。たとえば、警察庁が主導している「検視検討委員会」には、法医学者しかメンバーに入っていないことからみてもわかります。このような組成の検討会が厚生労働省などの官僚が関わる検討会で立ち上がったのは初めてでしょう。