海堂尊 - 第四回『このミステリーがすごい!』大賞(『このミス』大賞)大賞受賞作『チーム・バチスタの栄光』の著者

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2009.02.03 2009:02:03:17:28:37

『平成21年秋開催予定の第55回日本病理学会秋期特別総会における学術研究賞演説(A演説)』に演題応募しました。

 先日、テレビドラマ『チーム・バチスタの栄光』の打ち上げに参加させていただきました。煌びやかな会で、一般人の私としては、俳優女優の人たちの美しさ、かっこよさにただ見とれるばかりでした。実は、その会場で流された打ち上げ用のショートムービーが面白く、絶対流出させないから下さいとお願いしたのですが、願いは叶いませんでした。ぐすん。それにしても、垣谷先生役の鶴見さんの「まことに申し訳ありませんでした」という画面は大変印象的で今でも思い出すと笑ってしまいます。うう、欲しい。。。(未練たらたら) 打ち上げの雰囲気はとても良く、俳優・女優さんたちも満足して下さったようです。どれもこれも、プロデューサーさんと脚本家の方のご尽力のおかげ、役者さんの演技のおかげ、そしてそれを影で支えて下さった裏方さん方のおかげです。是非続編を、という声が首脳部から出ていたくらいです。素晴らしい作品を作って下さったのですから、続編のオファーを断る道理はありません。あとは関西テレビさん次第ですので、みなさま、お楽しみに。ドラマのDVDは3月4日発売予定。私も秘かに出演予定(笑)。

 こうしたことは映画に関しても言えることで、映画でも前作を優れた作品にして下さったので、公開日の舞台挨拶でオファーがあれば受けますという返答を行ったのです。前作がよければ、あえて続編を別のところでやる必要はないでしょう。そして一年後、映画『ジェネラル・ルージュの凱旋』が公開されることになりました。
 映画『ジェネラル・ルージュの凱旋』がクランクアップし、いよいよ3月7日、全国東宝系劇場で上映されます。こちらもとてもいい出来のようです。医療監修に当たって下さった救急救命学会の風雲児、埼玉医大の救命救急センター長の堤晴彦先生が晴れ晴れとした表情で自信ありげでした。お話では何でも堤先生は堺雅人さんにぶっ通しで五時間、延々と救急救命とはなんたるかと講義を続け、逃げそびれた堺さんは腹をくくって徹底的に受け止め、最後は堤先生に、俺の若い頃にそっくりだとまで言わしめたとか。いや、いくらなんでもそれはちょっと。。。いや、そうですね、きっと生き様の話なのでしょう(笑)。きっと、今の医療現場を伝えてくれて、なおかつ娯楽性の高い映画に仕上がっていることでしょう。 前回の『バチスタ』の時の須磨久善先生もそうですが、私の作品の映画化は、素晴らしい医療監修の先生がついて下さるので、医療関係者のみなさん、現場の救急医が思いの丈を役者の人たちに託し切れたと豪語する作品を是非、劇場でご覧になって下さい。中村監督も俳優・女優のみなさんも、面白さと凄さには自信をもっていらっしゃる様子でした。期待できそうです。ただし私は未見ですので、今の状態ではまだ詐欺師みたいなものなんですが(笑)。近いうちに詐欺師の看板はきちんと外します。

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