『チーム・バチスタの栄光』が関西テレビでドラマ化され、現在フジテレビ系で放映中です。毎回楽しみにしていました。そして先日とうとう念願が叶い、撮影見学に伺うことができました。おまけにドラマ初主演、あ、いや、初出演もさせていただきました。仲村トオルさんと絡むお芝居です。自分としてはよくできたと思いますが、まあこれもカンペを堂々と見られる役という配慮をいただいたおかげです。プロデューサーさん、ありがとうございます。あとはただひたすら、出演場面がカットされていないことを祈る毎日です（笑）。
　主演の伊藤淳史さん、仲村トオルさんを始め、最後までチーム・バチスタに残留した鶴見辰吾さん、戸田昌弘さん、それに腹黒い院長の林隆三さんと裏番長名取裕子さん、いかにも教授の榎木孝明さん、ねっとり曳地役の佐野圭亮さんなど、これまで画面の向こう側でしか拝見したことのなかった方々に御挨拶させていただき、いいドラマを作ってくださった御礼をいうことができて、ほっとしました。現場の雰囲気は明るくて活気があり、面白いドラマを作っているという手応えを感じました。
　プロデューサーさんといろいろお話させていただいたところ、バチスタの評判がとてもよいとのことで、映画ではすっ飛ばされた『ナイチンゲールの沈黙』を続編でやってもらえるかも。もちろんこうしたことはなかなか実現は難しいでしょうが、著者としては『ナイチンゲールの沈黙』は関西テレビさんにお任せしたいとお伝えしました。どうなるかはわかりませんが乞うご期待、です。
　次回、いよいよあっと驚く最終回。台本を読んで、著者があっと驚いたということは、ここに書かせていただこうと思います。実によくできているなあとつくづく思いました。お楽しみに。ちなみにＤＶＤは３月４日発売予定だとか。

　これに先立つこと数日前、『ジェネラル・ルージュの凱旋』の映画セットの見学に伺いました。今回も出演いかがですか、と現場でちらりと言われましたが、何しろ一ヶ月という短期間の撮影、しかも伺った日は山場のカタストロフの章の撮影でしたので、素人芝居で流れを中断させては申し訳なく出演は辞退申し上げました。だから今回は出演なしですが、これは私の俳優としての資質がないのではなく、諸般の事情ですのでご理解のほどを（ムキになってる）。
　現場では竹内さんや佐野さん、玉山さんと久しぶりに再会し、御挨拶させていただきました。バチスタの時の撮影の雰囲気を思い出しましたが、なんだかちょっと前のような気もしましたし、遠い昔のような気もしました。でもお三方とも、当時の役そのままの雰囲気だったのはさすがだと思いました。
　ジェネラル・速水役の堺雅人さん、花房役の羽田美智子さんともお話をしました。ちょうどルージュをひく場面を撮影していましたが、おふたりともご自分の役について深く理解されていることがよくわかり、著者の思惑を越えた理解や判断も伺えてとても興味深かったです。
　きっとスクリーンでは息を呑む場面になることでしょう。
　中村監督とも久しぶりにお目に掛かり、東宝撮影所でカツカレー・ランチをご一緒しました。