先日、日本医師会の震災後三ヶ月の被災地視察に同行させていただきました。震災後一ヶ月の時に気仙沼、南三陸町を視察させていただき、その時に日本医師会が郡市医師会の方々からさまざまな要望を聞いていました。
二ヶ月で市街地の復旧はかなり進んでいました。これも、現場の方々のご尽力でしょう。その労力を思うと、中央政治や行政が現場から乖離したやりとりに終始している様に、苛立ちを通り越して怒りさえ覚えます。
ひとことで言えば、「ご託を言わずとっとと現地の被災者のため実効性のあることをやれ」、ということです。
こほん。少々言葉遣いが乱暴になりました。ご容赦を。
いろいろな地域の医師会の人たちや、地域行政の方々の話を聞いていると、「総務省の対応は迅速、厚生労働省の対応は遅くて最悪」という意見で共通していました。どうやら地域医療を支えているのは、厚生労働省ではなく総務省らしい。
たまには実態に応じて官僚の方々も褒めないと、ね。
これは実際に現場で耳にした言葉ですので、みなさんにお伝えします。
厚生労働省のみなさん、地域の人たちの評価はとても低いです。挽回めざして、今からがんばってくださいね。
復興会議のメンバーには、かつて診療関連死のモデル事業で四年間も頑張って、とうとうAi導入をぴくりとも推進させなかった前室長の名前が。
被災地の実効的な復興もピンチかも。何しろ現場の声がとどきにくいお方ですから。被災地に暗雲が立ちこめ始めています。
救いは、現地の方々のがんばりが明るいこと、くらいでしょうか。