氷姫からメールを貰った！ （ネタではありません。実話です）
バレンタインに、何と"氷姫"からメールをいただきました。厚生労働省医政局総務課医療安全推進室、という部署です。メールによれば何と、『バチスタ』 だけではなく、『ナイチンゲール』、果ては『螺鈿』まで読んでいただいたようです。（ああ、びっくりした）
霞ヶ関高級官僚の方にお目通りするには、以下の三つの条件のどれかが必要です。その条件とは、１）東大卒 ２）教授、もしくは助教授という肩書き ３） 強力な紹介者 のいずれかです。今さら１）も２）も不可能な私にとって頼みの綱は３）。で、霞ヶ関に太いパイプをお持ちのさる方が、エーアイの趣旨に賛 同され、メールご紹介下さったのです。そうしたら、即座に挨拶メールが来ました。
「（前略）突然の連絡でさぞ驚かれたこととお察しいたします。Aiの良い資料などあればご教授願います。（追伸）最上階のレストランの話など、リアリティ にあふれていて、当省に詳しい方の手によるものだろうとは思っておりましたが、まさか直接メールをさせていただく機会があるとは思わず、我ながら驚いてお ります。一読者として、次作を楽しみにしております。今後ともますますのご発展をお祈りいたします」
こんな真心こもったメールを頂戴したので恐縮し（あんなぼろくそに書いたのに、高級キャリア官僚って懐が深い。。。）、つい嬉しくなり、「微力ではござ いますが、いつでもお呼び下さいませ。必要とあらば万難を排して馳せ参じます」とお返事を差し上げました。すると「エーアイに関してじきじきに説明を考え てくださるとは恐縮です。改めて連絡させていただこうと思います」というお返事を頂戴しました。お見合い後の返事のようで照れてしまいましたが、何らかの 進展がありましたら、逐次読者の皆様にご報告いたします。（でもこの返事、見合いを断るときの言い方にすごく似ている気がしていて、少し不安......）
ちなみにエーアイ導入に関しては警察庁に先を越された厚生労働省も、ようやくエーアイを「医療事故調査委員会」に導入する方向で検討に入った模様です。 何はともあれエーアイは一歩前進、現在、医療改革に関し打つ手打つ手がすべて裏目と後手が続いている「厚生労働省」の今後の動向にご注目を。
（海堂 尊）
